雑誌「料理通信」に掲載されていたバー「西荻スイッチ」の内装が、温かみがあって“イタリアの田舎街の食堂”との希望コンセプトにマッチしていました。

 

でも、雑誌を見た時点ではまだその店が山翠舎施工とは知らなくて。前職場のイタリアンレストランの頃より10年来のお付き合いのあるデザイナーの竹中さんに設計を依頼したら、なんと気に入っていた「西荻スイッチ」は竹中さんが手がけたというサプライズが・・・!!店づくりはそんな、運命的な出会いから始まりました。

 

 

店先に道行く人が雨宿りできるようなテラスと、大きな鉄板を目前にするカウンター席が欲しいこと。この2点の他はデザイナーの竹中さんを全面に信頼しておまかせしました。

 

アイアンと古材のコラボレーションと、古材が醸し出す温もりが気に入っています。フロアに幾つかあった既存の鉄柱には中心をくり貫いた古材をかぶせて、あたかも元々あった古材柱のような見た目に仕上げる大胆かつ繊細なアイデアも生きています。

 

 

居心地が良いみたいで長居する方が多く、先日などは18時の開店と同時に入店した女性グループが「まだ9時頃かと思ったらもう11時!?」と驚いていました(笑)。楽しい時間はあっという間ですからね。客数も上々で、予約も順調と充実した毎日を送っています。

 

 

細やかな対応に感謝しています。建築はまったくの素人なのでわからないことも多く、忙しい中沢山の質問もさせていただきましたが、つど丁寧に教えてくれました。

 

 

大阪で料理人を志し、その後イタリア修行にも赴きましたが、長野の地野菜は美味しいということで、地元・長野での開業に決めました。10年、20年末永く営みたいと思っています。

 

 

イタリア語でタベルナは居酒屋、プントはドット(点)の意。店名にはお客様との接点であり、イタリアと長野を結ぶ接点でありたいという意味を込めました。旬の食材が目の前の鉄板で美味しい料理に仕立てられていくライブ感にワクワクしてください!