KOBOKU

CONCEPT 古木について

仕上
ツヤ感を出すか、マットな仕上がりにするか。



長年、古民家で使われてきた古木は、埃やゴミが付着し、囲炉裏の煙やススで真っ黒になっていることもあります。山翠舎ではお客様の要望により、そのままの状態でお渡しして古木の迫力を楽しんでいただくか、表面の磨き仕上加工をするかを選んでいただけます。磨き加工をする場合も、古材のよさを最大限に生かせるよう水洗いし、必要に応じて部分的に削り込むことで、より味わい深くしています。なお、脂を含む煙やススで燻された古木は表面が保護されており、汚れを取り除いて磨きあげると深い艶のあるダークブラウン色の木肌が現れます。また、古木の中には上棟時の年号や施主名、大工棟梁をはじめとする施工関係者の名を墨書きした跡があることも。そうした職人直筆の墨文字をそのまま生かすこともできます。
水洗いをしても落ちない汚れは高圧洗浄器をかけたり、必要に応じてサンダーで削ったり、ワイヤーブラシでこすったりもします。また、塗装をすることで木材の味わいを深めたり、クリア塗料をすることでさらに艶を出し、塗装の耐久性をあげることもできます。そのうえで、必要に応じて古木の長さのカットやスライス加工を施しています。ほぞ穴や角の丸み、欠けなどもできるだけ生かし、古木ならではの味わいや面白みを大切にし、釘などが使われている場合は、金属探知機を使って徹底的に取り除いています。

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